変換した PCM ファイルを正しく再生するには、以下の再生設定を行ってください:
- フォーマット: s16le(符号付き16ビット リトルエンディアン)、
- サンプリングレート: 44100 Hz、
- チャンネル: 2(ステレオ)
このファイルはヘッダーのない生の PCM 形式なので、ffplay のようなプレイヤーでは以下のコマンドで再生してください:ffplay -f s16le -ar 44100 -ac 2 out.pcm。Audacity を使う場合は、生データとしてインポートし、同じ設定を選択してください。
一括変換 MP3 から PCM へオンラインで
このSoConvertツールを使うと、ブラウザ上で複数のMP3ファイルを無料で直接PCM形式に変換できます。変換時に音声ビットレートを調整することも可能です。
右上のオプションボタンをクリックして設定パネルを開き、出力PCM音声ビットレートをカスタマイズできます。
その他の設定:
エンコード速度: エンコード速度を選択します。速いほどファイルサイズが大きくなります。
音声ビットレート: 推奨範囲は8〜320 Kbpsです。
音声カット: HH:MM:SS形式の開始・終了時間で音声をトリミングします。
例:00:00:05から00:00:08は3秒のクリップを切り取ります。
変換前に、変換後のPCMファイルを保存するローカルフォルダを選択できます。MP3ファイルの変換が完了すると、自動的に選択フォルダに保存され、手動ダウンロードは不要です。
すべて保存: すべてのMP3ファイルの変換が終わったら「すべて保存」をクリックし、一括でPCMファイルを選択フォルダに書き出します。
MP3 ファイルについて
MP3(MPEG-1 Audio Layer III)は、最小限の音質損失で音声ファイルを圧縮するデジタル音声形式で、保存やストリーミングに適しています。1990 年代に開発され、音楽共有や携帯プレーヤーの標準形式となりました。MP3 は可聴帯域外の周波数を除去する損失圧縮を使用しており、ファイルサイズと音質のバランスを取っています。AAC や FLAC などの新形式が登場しましたが、MP3 は互換性の高さから現在でも広く使用されています。
PCM ファイルについて
PCM(Pulse Code Modulation)は、音波を数値で表現する標準的なデジタルオーディオ形式です。非圧縮で完全な音質を保持しますが、ファイルサイズが非常に大きくなります。PCM は WAV や CD オーディオ形式の基礎となっており、プロの録音や放送に広く使用されています。圧縮効率は低いものの、音質の保持が重要な高品質オーディオ用途に最適です。